螢桜保存会とは

  • 創立

  •  さらさらと流れるせせらぎの音。 暗闇の中を、優しい風に吹かれるかの様に飛ぶホタル。 静かに明滅を繰り返すホタルの光を見つめるとき、まるで別世界にでも来た様な感動を覚えます。 美しいホタルの光は、万葉の昔から私たちの身近な暮らしの中で、 歌に詠み込まれたり、 子供達の遊びの中でと、多くの人に愛されてきました。 私の心に深く根付いているホタルですが、 その一生はあまり知られていません。 ホタルは大変に神秘的で、ドラマチックなものです。 養殖を続けてきた私たちも、その不思議さに魅了され続けています。 なかなか知ることのできない、そんなホタルの一生を一人でも多くの方々に知っていただければと思っています。


     残念なことですが、現在、ホタルの姿を見ることは大変難しくなってしまいました。 ホタルの織りなす光の舞が、皆様の心に深い感動として刻まれ、それをきっかけとして生命の大切さを感じていただければと考えています。


     豊かな自然に恵まれた環境にあり、構内には多種に渡る生物が生息しています。 万葉の小川には以前からホタルが生息しており、その豊かさを証明しているかの様でした。 しかし、小川の工事をしたためか、ついにホタルの姿を見ることが出来なくなってしましました。

     構内の自然を見つめてきた大学職員が、なんとかもう一度この川にホタルを呼び戻そうとホタルの飼育を始めました。 自然を守り、愛する心は、そのまま螢桜保存会へと受け継がれてきました。







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